About us
筑波大学 歴史地理学研究室は,
歴史地理学を専門的に学べる,
全国でも数少ない大学院の研究室です。
歴史地理学は,過去の時間軸をあつかう地理学の一分野です。
過去を生きた人びとに注目し,現在との関わりを意識しながら,
人びとを取り巻く,そして人びとが形成した
地域,空間,景観,環境の解明を研究主題とします。
歴史地理学の魅力
地図×古文書×実地調査から
「地域に生きる人びと」を描く
歴史地理学は,「過去の人間集団が地表面をいかに組織し,生きてきたか」という問いを課題としています。
「時間」「空間」「人びと」に関心があるといえるでしょう。
「過去の空間」を対象とするため,過去の人びとが記録した古文書は,歴史地理学の主要な分析資料となります。
一方で,地図の読解と実地調査もまた重要な研究方法です。
人びとが日常生活でさほど意識しない,マクロ・ミクロな地理的特徴を地図から読み解き,
現地を歩いて景観を観察し,人びとの語りに耳を傾けることで,
「地域」を総合的にとらえていきます。
筑波大学 歴史地理学研究室では,
地図読解,古文書分析,実地調査という,デスクワーク,フィールドワークの双方を重視する歴史地理学の研究方法を用いることで,
人びとのありのままの姿を描くことを目指しています。
歴史地理学は,時間と空間の双方を軸に「地域に生きる人びと」を描き,そのことを通して,「人間とは何か」という人文社会科学の問いに接近する学問です。
組織・研究室の構成
筑波大学 歴史地理学研究室は,
2020年4月以降,「筑波大学大学院 人文社会ビジネス科学学術院 人文社会科学研究群」に属します。
人文社会科学研究群では「人文学学位プログラム」により修士号,博士号を取得できます。
歴史地理学に関する科目は,「人文学学位プログラム」内の「歴史・人類学サブプログラム」で開設されています。
また,学士課程では,「人文・文化学群 人文学類 史学主専攻 歴史地理学コース」で,歴史地理学を専門的に学ぶことができます。
歴史地理学研究室に興味のある方は,Contactからご連絡ください。